第364回(令和5年9月)定例会

一般質問

01

【 教育委員会 】

不登校児童生徒に対する支援について

不登校児童生徒に対する
支援について

少子化が進み、子供たちの人口が減少する中で、児童生徒の不登校の数は年々増加しています。また、教職員の休職者数、成り手不足も社会問題化しています。子供たちを支える保護者も情報の多様化により、何を信頼し、子育てを行っていけばいいのか情報は錯綜しています。人は人によって変わることができます。日々、子供たちを見守っている保護者と教職員がこころの成長について共に情報共有し、知識を深め合う必要性も高まっています。

質問

(中村 だいすけ)

学校によっては通称「サポートルーム」と呼ばれる別室などの運用が広まりつつあります。学級に入れない子供たちが段階的に学校に馴染んでいくために、学校内で部屋を用意し、空いている教職員が支援に入っています。場合によっては学校の実情に合わせて運用されており、教室数や教職員の数がひっ迫する中でやりくりせざるを得ず、子供たちにきめ細やかな見守りが行えるわけではありません。また、子供たちの感性は直感的で、「自分でも理由がわからない」ということも珍しくはありません。保護者は子供の学業不振やコミュニケーション不足を悪念しているのが現状です。

答弁

(教育長)

学びの場の確保といたしましては、校内では、ご指摘の校内サポートルームの設置を推進しております。この2月の調査では既に38の市長組合で全部の学校、または一部の学校で開設をしておりますが、地域人材の活用など、更なる充実に取り組んでまいります。

\ 一般質問の結果 /

校内サポートルームにおける
不登校児童生徒への個に応じた学習や生活の支援等を行う
「不登校児童生徒支援員」の配置の支援につながりました

スクールカウンセラーの経験を活かし、現代の多様化したこころの時代に合わせた取組を推進してまいります。引き続き、学校現場にも地道に足を運び、子供たちゃ教職員の声を一つ一つ聞いていきます。

スクールカウンセラーの経験を活かし、現代の多様化したこころの時代に合わせた取組を推進してまいります。引き続き、学校現場にも地道に足を運び、子供たちゃ教職員の声を一つ一つ聞いていきます。

02

性加害の再犯防止について

【 県民生活部 】

私が専門としている犯罪心理学に関する質問をさせていただきました。兵庫県では、国が定めた「再犯の防止等の推進に関する法律」に基づいて、「兵庫県再犯防止推進計画」が策定され、再犯防止に関する指針が示されました。

特に性加害はこれまで.害を訴えることができなかった者が多数存在しており、時代の中で見て見ぬふりをされてきた歴史もあります。犯罪の袚害者の支援については引き続き行っていく必要はありますが、そもそも被害を受けてからのケアではなく、性加害を起こさせない社会にすることが大切です。

こうした再犯防止の取組は、家庭や行政、福祉、教育など、様々な関係機関と連携を取り合い、関係者が横のつながりを意識していくことが大切です。加害を未然に防ぐためのネットワーク作りや、相談窓口の開設など、県民が困ったときに相談できる体制はないのか、再犯防止の取組について質問させていただきました。

当局からは、関係機関の連携のもと、犯罪特性や個々人の状況に応じた取組を進め、今後は、県民が日常で地域の異変や危険を気軽に相談できる、ひょうご地域安全SOSキャッチ電話相談や、支援機関ネットワークに心理カウンセリング機能を付加するなど、出所者等の相談支援や孤立防止の取組の充実を図ることで、性加害の再犯防止に努めていくという答弁をいただきました。

|02

【 県民生活部 】

性加害の再犯防止について

私が専門としている犯罪心理学に関する質問をさせていただきました。兵庫県では、国が定めた「再犯の防止等の推進に関する法律」に基づいて、「兵庫県再犯防止推進計画」が策定され、再犯防止に関する指針が示されました。

特に性加害はこれまで.害を訴えることができなかった者が多数存在しており、時代の中で見て見ぬふりをされてきた歴史もあります。犯罪の袚害者の支援については引き続き行っていく必要はありますが、そもそも被害を受けてからのケアではなく、性加害を起こさせない社会にすることが大切です。

こうした再犯防止の取組は、家庭や行政、福祉、教育など、様々な関係機関と連携を取り合い、関係者が横のつながりを意識していくことが大切です。加害を未然に防ぐためのネットワーク作りや、相談窓口の開設など、県民が困ったときに相談できる体制はないのか、再犯防止の取組について質問させていただきました。

当局からは、関係機関の連携のもと、犯罪特性や個々人の状況に応じた取組を進め、今後は、県民が日常で地域の異変や危険を気軽に相談できる、ひょうご地域安全SOSキャッチ電話相談や、支援機関ネットワークに心理カウンセリング機能を付加するなど、出所者等の相談支援や孤立防止の取組の充実を図ることで、性加害の再犯防止に努めていくという答弁をいただきました。

|03

地域主導型就農・
定着応援プロジェクトに
ついて

現在、全国的に農業の担い手不足については課題とされています。兵庫県内においても、高齢化が進み、耕作放棄地が増えている現状で、将来の担い手を確保していく対策について考えていく必要があります。

地域主導型就農・
定着応援プロジェクトについて

現在、全国的に農業の担い手不足については課題とされています。兵庫県内においても、高齢化が進み、耕作放棄地が増えている現状で、将来の担い手を確保していく対策について考えていく必要があります。

兵庫県では、「地域主導型就農・定着応援プロジェクト」を定め、地域と就農希望者とをつなぐための応援プランの作成や情報発信への支援、農業体験の技術指導として親方農家に最大25万円の補助制度等を設けています。この制度を活用した兵庫県内での成果と課題について質問し、今後農業の魅力を若い世代にも分かりやすく伝えていけるよう、確認、要望いたしました。

03

地域主導型就農・定着応援プロジェクトについて

【 農林水産部 】


現在、全国的に農業の担い手不足については課題とされています。兵庫県内においても、高齢化が進み、耕作放棄地が増えている現状で、将来の担い手を確保していく対策について考えていく必要があります。兵庫県では、「地域主導型就農・定着応援プロジェクト」を定め、地域と就農希望者とをつなぐための応援プランの作成や情報発信への支援、農業体験の技術指導として親方農家に最大25万円の補助制度等を設けています。この制度を活用した兵庫県内での成果と課題について質問し、今後農業の魅力を若い世代にも分かりやすく伝えていけるよう、確認、要望いたしました。

|04

済生会兵庫県病院と
三田市民病院との統合に
ついて

三田・北神地域の急性期医療の確保については平成27年3月から協議を重ねており、施設の老朽化、医師の確保、各々の病院の今後の経営状況の改善に向けて検討を続けています。

兵庫県での今後の支援も含め、どのように再編統合について考えているのか質問しました。

当局からは、救急医療や周産期医療をはじめとした医療を将来にわたって確保するために、回答をいただきました。再編統合については、不安な気持ちを持つ地域住民もおられるため、地域医療構想における急性期医療の今後の確保について引き続き、注視していきます。

済生会兵庫県病院と
三田市民病院との統合に
ついて

三田・北神地域の急性期医療の確保については平成27年3月から協議を重ねており、施設の老朽化、医師の確保、各々の病院の今後の経営状況の改善に向けて検討を続けています。

兵庫県での今後の支援も含め、どのように再編統合について考えているのか質問しました。

当局からは、救急医療や周産期医療をはじめとした医療を将来にわたって確保するために、回答をいただきました。再編統合については、不安な気持ちを持つ地域住民もおられるため、地域医療構想における急性期医療の今後の確保について引き続き、注視していきます。

04

済生会兵庫県病院と
三田市民病院との統合について

【 保健医療部 】

三田・北神地域の急性期医療の確保については平成27年3月から協議を重ねており、施設の老朽化、医師の確保、各々の病院の今後の経営状況の改善に向け
て検討を続けています。

兵庫県での今後の支援も含め、どのように再編統合について考えているのか質問しました。

当局からは、救急医療や周産期医療をはじめとした医療を将来にわたって確保するために、回答をいただきました。再編統合については、不安な気持ちを持つ地域住民もおられるため、地域医療構想における急性期医療の今後の確保について引き続き、注視していきます。

05

高齢者の
社会的孤立防止に向けた
民生委員のなり手不足対策

高齢者の社会的孤立防止に向けた
民生委員のなり手不足対策について

【 福祉部 】

人口に占める高齢者の割合は増加し続けてい ます。地域での見守り活動や、高齢者の社会での 孤立を防ぐ手立てを考えることは全ての人に共通する課題です。

兵庫県では、一人暮らしの高齢者等の孤独死 が社会問題となる中で、各家庭を訪問し異変を発見する可能性のある、電気やガス、新聞配達といった民間事業者、兵庫県社会福祉協議会、兵庫 県民生委員児童委員連合会、県の4者で、地域見 守りネットワーク応援協定を締結し、各市町が行う 見守り活動を支援しています。

一方で近年、民生委員のなり手不足が注目され るようになりました。地域のつながりが薄くなっていると言われる昨今の事情を踏まえ、今後の対応 と周知について質問しました。

知事からは、民生委員の活動を補助する民生協 力委員の設置により負担軽減を図るほか、相談、 援助、技術などの習得、ネットワークづくりを進め ること、市町には常勤の雇用者、区域外の居住者であっても、福祉に関する理解や熱意を持って積極的な活動が期待できる方を、幅広く候補者として選任するように助言をしていくこと、そして活動 の事例についても積極的に発信し、様々なイベントにおいてチラシ、ポスターなど広報に努めていくという答弁をいただきました。

|05

【 福祉部 】

高齢者の社会的孤立防止に向けた
民生委員のなり手不足対策について

人口に占める高齢者の割合は増加し続けてい ます。地域での見守り活動や、高齢者の社会での 孤立を防ぐ手立てを考えることは全ての人に共通する課題です。

兵庫県では、一人暮らしの高齢者等の孤独死 が社会問題となる中で、各家庭を訪問し異変を発見する可能性のある、電気やガス、新聞配達といった民間事業者、兵庫県社会福祉協議会、兵庫 県民生委員児童委員連合会、県の4者で、地域見 守りネットワーク応援協定を締結し、各市町が行う 見守り活動を支援しています。

【 福祉部 】

高齢者の社会的孤立防止に
向けた民生委員のなり手不足対策について

人口に占める高齢者の割合は増加し続けてい ます。地域での見守り活動や、高齢者の社会での 孤立を防ぐ手立てを考えることは全ての人に共通する課題です。

兵庫県では、一人暮らしの高齢者等の孤独死 が社会問題となる中で、各家庭を訪問し異変を発見する可能性のある、電気やガス、新聞配達といった民間事業者、兵庫県社会福祉協議会、兵庫 県民生委員児童委員連合会、県の4者で、地域見 守りネットワーク応援協定を締結し、各市町が行う 見守り活動を支援しています。

一方で近年、民生委員のなり手不足が注目され るようになりました。地域のつながりが薄くなっていると言われる昨今の事情を踏まえ、今後の対応 と周知について質問しました。

知事からは、民生委員の活動を補助する民生協 力委員の設置により負担軽減を図るほか、相談、 援助、技術などの習得、ネットワークづくりを進め ること、市町には常勤の雇用者、区域外の居住者であっても、福祉に関する理解や熱意を持って積極的な活動が期待できる方を、幅広く候補者として選任するように助言をしていくこと、そして活動 の事例についても積極的に発信し、様々なイベントにおいてチラシ、ポスターなど広報に努めていくという答弁をいただきました。

|06

【 まちづくり部 】

空き家問題、空き家の活用

人口に占める高齢者の割合は増加し続けてい ます。地域での見守り活動や、高齢者の社会での 孤立を防ぐ手立てを考えることは全ての人に共通する課題です。

兵庫県では、一人暮らしの高齢者等の孤独死 が社会問題となる中で、各家庭を訪問し異変を発見する可能性のある、電気やガス、新聞配達といった民間事業者、兵庫県社会福祉協議会、兵庫 県民生委員児童委員連合会、県の4者で、地域見 守りネットワーク応援協定を締結し、各市町が行う 見守り活動を支援しています。
空き家は周辺の景観を損ね、不経済をもたらすため、適切な管理と除却の促進が必要です。 日本は世界で最も空き家率が高い国と言うデータもあり、平成30年の住宅・土地統計調査の結果では、全国の空き家数は848万9千戸と全住宅の13.6%を占めています。平成30年の兵庫県内の空き家数は約36万戸、13.4%となっており、今後も増加が見込まれます。

【 まちづくり部 】

空き家問題、
空き家の活用

人口に占める高齢者の割合は増加し続けてい ます。地域での見守り活動や、高齢者の社会での 孤立を防ぐ手立てを考えることは全ての人に共通する課題です。

兵庫県では、一人暮らしの高齢者等の孤独死 が社会問題となる中で、各家庭を訪問し異変を発見する可能性のある、電気やガス、新聞配達といった民間事業者、兵庫県社会福祉協議会、兵庫 県民生委員児童委員連合会、県の4者で、地域見 守りネットワーク応援協定を締結し、各市町が行う 見守り活動を支援しています。
空き家は周辺の景観を損ね、不経済をもたらすため、適切な管理と除却の促進が必要です。 日本は世界で最も空き家率が高い国と言うデータもあり、平成30年の住宅・土地統計調査の結果では、全国の空き家数は848万9千戸と全住宅の13.6%を占めています。平成30年の兵庫県内の空き家数は約36万戸、13.4%となっており、今後も増加が見込まれます。

空き家増加の原因としては、人口減少、高齢化な どの理由もありますが、日本は、新築と比べて中古物件の流通が少ないという特徴があります。近年では中古物件をリノベーションして購入する世帯も 増えていますが、資産価値が下がり、中々買い手が つかないということは珍しくはありません。こうした事業のサポートとして、兵庫県における、空き家活用支援事業、新しく始まった空き家改修アドバイ ザーの事業の現状と展望について質問しました。人口に占める高齢者の割合は増加し続けてい ます。地域での見守り活動や、高齢者の社会での 孤立を防ぐ手立てを考えることは全ての人に共通する課題です。

兵庫県では、一人暮らしの高齢者等の孤独死 が社会問題となる中で、各家庭を訪問し異変を発見する可能性のある、電気やガス、新聞配達といった民間事業者、兵庫県社会福祉協議会、兵庫 県民生委員児童委員連合会、県の4者で、地域見 守りネットワーク応援協定を締結し、各市町が行う 見守り活動を支援しています。

空き家活用支援事業では、住宅のみならず、カフェやホテル、コワーキングスペースなど、これまで約500件の改修支援を行っており、県外からの移住者の増加、更には地域の活性化にもつながって おり、今後は、市町に積極的な関与を働きかけ、空 き家活用特区制度の活用や市街化調整区域の規 制緩和などを行っていくという答弁を知事よりいただきました。

また、空き家改修アドバイザーについては、民間 から専門家を招いて、所有者や高齢者からの電話 相談、現地に赴いて助言を行っており、今後、改修事業者の紹介、支援制度の活用を促し、更なる利活 用につなげていきたいという答弁をいただきました。

06

空き家問題、空き家の活用

空き家問題、空き家の活用

【 まちづくり部 】


空き家は周辺の景観を損ね、不経済をもたらすため、適切な管理と除却の促進が必要です。 日本は世界で最も空き家率が高い国と言うデータもあり、平成30年の住宅・土地統計調査の結果では、全国の空き家数は848万9千戸と全住宅の13.6%を占めています。平成30年の兵庫県内の空き家数は約36万戸、13.4%となっており、今後も増加が見込まれます。


空き家増加の原因としては、人口減少、高齢化な どの理由もありますが、日本は、新築と比べて中古物件の流通が少ないという特徴があります。近年では中古物件をリノベーションして購入する世帯も 増えていますが、資産価値が下がり、中々買い手が つかないということは珍しくはありません。こうした事業のサポートとして、兵庫県における、空き家活用支援事業、新しく始まった空き家改修アドバイ ザーの事業の現状と展望について質問しました。


空き家活用支援事業では、住宅のみならず、カフェやホテル、コワーキングスペースなど、これまで約500件の改修支援を行っており、県外からの移住者の増加、更には地域の活性化にもつながって おり、今後は、市町に積極的な関与を働きかけ、空 き家活用特区制度の活用や市街化調整区域の規 制緩和などを行っていくという答弁を知事よりいただきました。


また、空き家改修アドバイザーについては、民間 から専門家を招いて、所有者や高齢者からの電話 相談、現地に赴いて助言を行っており、今後、改修事業者の紹介、支援制度の活用を促し、更なる利活 用につなげていきたいという答弁をいただきました。

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